「熱中症」とは高温多湿な環境に長くいることで、体内の水分や塩分のバランスが崩れて体温の調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもったりした状態を指します。
立ちくらみや筋肉の硬直(こむら返り)が起きたり、重度になると意識障害や全身のけいれんといった症状に至ったりします。
屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、治療を受けなければ、場合によっては死亡することもあります。
甘く見てはいけません。労働安全総合研究所は「熱中症は、きちんと対策を行い、適切な処置を行えば必ず防止、あるいは軽症で済ますことができる。その一方で対策を怠ったり、適切な処置を行わなければ現代の最新医療でも救えない、非常に重篤な災害となりうる」と警告しています。